よしぎゅー物語 第7話
前回は、前人未踏の5ヶ月で月商500万円を
成し遂げたところまで書きました。
(自分で前人未踏って言うか?(笑))
さて、500万円達成から、ひと月遡って前月の11月
既に2014年8月から、法人化を目指していた私は、
2015年4月1日を法人設立の日と決めており
逆算すると3月31日に退職するためには、5ヶ月前には
会社に辞表を出さないといけないなと考えていました。
そこで、十数年勤めた人財コンサルティング会社に
11月に退職願を出したのです。
上司も私の退職意思が硬く、留保する事も無理だと
判断してくれまして、すんなりと5ヶ月後の退職日は
決定しました。
営業成績もまぁまぁだった私は、お客様の引き継ぎも
いい加減にはできないと思い念入りな引継ぎ計画を立てました。
業界では、一般的に引継ぎは殆どありません。
業界に限らず営業職というものは、突然辞めて競合他社に移ったり
業界に嫌気が差して辞めるケースが殆どですので
実際には引継ぎできないことが多いのです。
ですから、引き継ぎを何ヶ月も取っている
私のレアケースに殆どのお客様は驚かれていました。
また、私が退職と聞いて うちに来ないか?と
年収800万を提示してくれたお客様もあったりと
ありがたいお誘いも何件も受けました。
会社の同僚もあまりにも退職意思を伝えてから
長いこと出勤しているので、私が辞めるということを
忘れてしまっている人もいました。
そんな一風変わっている私は、
サラリーマン時代も普通の営業ではありませんでした。
とにかく、お客様に そこまでやってくれるの?
と感動していただける営業を目指していましたので
何でも徹底的に追求してお客様と関わっていました。
その結果、私以外に替えのきかない営業マン
と言われるようになっていたのです。
引き継ぎを受ける後任者にとっては、一番嫌な
パターンの営業スタイルだった訳です。
退職に伴って、ある10年に渡る長い付き合いのお客様は、
私が担当していた期間の歴代の工場長・課長クラスの方々が
他県や本社からわざわざ、10数人も私のために茨城の工場まで
来て下さって、直接お礼の言葉を頂いたりしました。
また他のお客様でも高級クラブで接待をして頂いたり
送別会をして頂いたりと本当に真剣に営業してきて良かったなと
実感できる出来事が多々ありました。
しかし、一番感動したのは
十数年お世話になった2人の上司が泣いてくれたことです。
1人の上司は、入社から2番目の上司で5年お世話になった方です。
退職を伝えたところ『寂しくなるな・・・』と目に涙を浮かべて
部屋から出ていかれました。
もう1人は、付き合いは10年ですが上司としては直近2年お世話になった方です。
この方は、『俺の力不足で昇進させてやれずにすまなかった』と
送別会のみんなのいる場で、泣いて下さいました。
まさか、上司が2人とも
私のことで泣いてくれるとは思ってもいませんでした。
サラリーマンであっても、真剣に本気でプライドを持って
仕事に打ち込むことで、こんなにも周りに影響を与えることが
できたんだなと辞めることを決めたことで知ることができました。
これは、辞めなければ分からない、気付けないことだったので
本当に辞めて良かったなーと実感できるエピソードです。
もちろん、涙もろい私も一緒に涙したことは言うまでもありませんが…。
そして、長年勤めた会社を去る日を迎え
その翌日
記念すべき2015年4月1日
物販ビジネスを始めてから7ヶ月半で
株式会社を設立することができたのでした。
今回を区切りに
一旦は、よしぎゅー物語を休止します。
会社設立後の組織作りなどは、今後のコンテンツ制作や
メルマガで書いていきたいと思います。
ここまで、読んで頂いた方、最後までありがとうございました。
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