よしぎゅー物語 第6話
前回は、リサーチ外注でパソコンが無い事だけが
原因では無かったところまで書きました。
では、もっと根本的な原因は何だったのか
それは
報酬制度の低さでした。
当然といえば、当然ですよね。
特に覚えたての頃は
仕入れ対象品などが見つかるはずもありません。
ネットショップ全頭検索をして
1つか2つ等ということも当然ながらあります。
恐らくは、リサーチ外注を試みて失敗されている
多くの方の原因も同じだと思います。
しかし、安易に報酬を高く設定した場合には
慣れて商品が多く見つかるようになった時に
こちらの利益が少なくなってしまい
何のために外注しているのか分からない状態になってしまう。
このジレンマから、報酬を上げることもできず
リサーチャーからの連絡が途切れ途切れになり
そのうち、音信不通になるのが多いのではないでしょうか?
私が上手くリサーチャーを育て外注化を成功できた
その秘訣は、ここにあります。
私は、雇用を生み出すと同時に救いたかったのです。
であれば、始めは赤字でもいいんじゃないか?
私が、自分の仕入れでキチンと利益を出して
赤字を補填できるのであれば、いいんじゃないか?
そう思いました。
そして、ルールを改定したのです。
1つ、見つけた商品が仕入れ基準に満たなくとも報酬を払う
2つ、他のリサーチャーと商品が、カブっても報酬を払う
この改訂により
100件リサーチメールを送れば合否関係なく
9500円の報酬を払うことにしたのです。
間違っていようが、内容がどうであろうが
ネット検索をして報告するとお金になる楽しさを
まずは、知ってもらうと考えたのです。
正直 結構、度胸が要りましたね。
一度、決めたら後には引けませんから
やっぱり、止めますとは言えないわけです。
只の外注ではないのです、私の場合…
彼ら彼女らは、全員救ってあげたい人達なのですから
でも、一度やると決めたなら何とかなるまで
アイデアを出し、とことんまで工夫して試行錯誤する。
その繰り返しで、これまでもやってこれたので
今回の課題も全力で向き合えば何とかなるはずと
根拠のない自信だけはありました。
そうしたら、思わぬ幸運に恵まれたのです。
新人さんは、赤字垂れ流し状態でスタートしますが
ベテランは、精度が上がって黒字収支です。
そして、新人の赤字をカバーするまで
ベテランの利益でできるようになったのです。
凄いと思いました。
自然発生的な互助会制度の誕生です。
そして、ベテランが新人をサポートする
LINEグループも作り、お互いが毎日リサーチ報告をし合って
情報を共有したり刺激を受けたりするコミュニティを作りました。
始めは、みんなの事を一番に考えて
赤字でも良いと始めました。
それが、その想いが、みんなに伝わって
少しでも早く覚えよう
早く会社の役に立ちたい
恩返しがしたい
そんな、ありがたい言葉に変わっていったのです。
今も振り返ってみると、7ヶ月で1100万円達成よりも
5ヶ月で500万円達成の方が、苦しかったと思います。
3ヶ月で300万円は、妻と2人3脚でトントン拍子にいけました。
しかし、500万円の壁の高さは想像以上だったのです。
当時、副業だった私は、会社の営業成績も
年間で最高潮を迎えるあたりであったことと
リーダー研修で本社に1週間以上
缶詰になってしまったことの
2つが重なって疲労困憊していました。
この頃は、いくらショートスリーパーの私でも
流石に眠気に勝てず、ネット検索中に寝落ちすることも
しばしばあったため、途中からは椅子に座らず立ってやるか
立て膝でやるか、中腰でやるか、姿勢を変えながら
リサーチ中に座ることがないように工夫しました。
それでも毎日睡眠時間が2~3時間の日が5ヶ月近く
続いていたので、立ったままでも寝る時は寝ましたけど…。
最終的に、
限界突破の扉は自分で開くことはできませんでした。
妻とリサーチャーの皆に助けてもらったのです。
妻からの
『もっと気楽に、遊び感覚でやれば?』
この一言に救われて肩の荷がおりました。
すると不思議に商品が見つかるようになり
仕入れ金額が、かなり増えたのです。
また、リサーチャーからの
リサーチメールも爆発的に増えて
遅れていた予定仕入れ額を
大幅に上回り巻き返す事ができたのです。
みんなの想いが、1つになっていました。
その結果、信じられないようなエネルギーが集まって
5ヶ月で500万円の限界突破を成し遂げてしまったのです。
第7話につづく…。
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