第1話 2度退場させられた株の世界
私は、20代前半で投資の世界を知った時に
人生で成功するには株しかない!
そう信じていました。
そのための努力や勉強は時間を惜しまなかったし
自己投資もしました。
始めた当初は、投資系書物を読みあさり、
四季報から選抜した会社の決算データを分析し
銘柄を絞込みテクニカル分析をメインに行い、
ファンダメンタルズを考慮し取引を行う
色んな書籍の手法を組合せた独学のスタイルでした。
(今、思い起こせば間違った事に労力を注いでいましたが…)
1次的には、勝つことはあっても
調子に乗りすぎて1年通算では必ず負けてしまう
そんなどこにでもいる普通のトレーダーでした。
そんな10年以上の株・投資歴の人生の中で、
良く聞く話で大事件が2回ありました。
ライブドアショックとリーマンショックです。
一晩で評価額がマイナス300万になる壮絶な経験を
2度も経験して2回ともリタイアさせられました。
この時は、余りにも想定外の出来事で思考が停止しました。
たった1日で、年収の半分が消えたわけですから
変な汗が止まらず頭も真っ白でした。
それも通算2度も…。
しかし、リタイアしたままでは終われる筈もありません。
私は、投資の世界で必ず成功すると決めていましたので
コツコツ軍資金を貯めて
また投資の世界に戻ろうと準備を進めていました。
そして、再起をかけた2012年にFXと出会い
株取引ではなく、FXで再起しました。
ある先生の本との出会いから、1通貨取引法に傾倒していきます。
1通貨のみなので、毎日の値動きを手書きで
模造紙にプロットして前日の点と点を定規で結ぶのです。
手書きの日足・月足チャートのみで売買する
スイングトレード手法でした。
過去検証でも10年分の日足を書いたため
10m近いチャート模造紙ができました。
日中はパソコンチャートを見ることが禁止されていたので、
朝一に前日終値を確認して手書きチャートに点を1つ打ち
定規で結ぶ。
そして5分間瞑想し、成り行きで何枚買うか決めるのです。
私は、坊主頭で”お坊さん風”なので
あぐらをかいて瞑想していると
その姿が異様に似合うと良く妻に言われていました。(笑)
第2章につづく…。
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